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2014年 08月 28日
痴漢とどぶろっくの関係http://www.lovepiececlub.com/lovecafe/mejirushi/2014/08/19/entry_005292.htmlを読んで
興味深かったので何か一冊読んでみようと購入。「母がしんどい」も気になる。 最近本を買うときはなるべく失敗しないようにとレビューを読むようにしているが、レビューの評価も高く。 そう、そうだよね、そこのとこ明かしてくれる人っていなかった!とうんうん頷くこともあれば、ここで批判されてる女性はまさに私だなと感じること、両方が交互に来るような感じで、今まで読んできたもののような「まあまあのライン」が無くて、そこも面白かった。 以下ネタばれあり。 今まで子育てエッセイ漫画で聞いたことがないようなことにまで切り込んでいる勇気がすごい。 特に妊娠期の性欲の高まりについて書いているのには驚いた。これ、何割くらいの女性がそうなのか是非とも調査してほしい。 割合的には少ないのかなあ?そんなことも予想がつかないほど出回っていない情報なのだ。(ムーガズムも情報として初めて知ったなあ)私も妊娠期ってそりゃもうお腹の赤ちゃんのことしか考えられないような、母性に満ちた女性になるのかと思っていた。 女性器を語ることがタブーになってる(そもそも名前を口にすることすら私には強い抵抗がある、ともだちんこ!とかいう気軽さは女性器にはない)こととかも最近ちょろちょろ耳にする(ろくでなし子さんとか)がこの作者も強く感じていて、言われてみれば思い当たることばかりで、なぜそこまで腫れもの扱いなのかとも思うし、オープンになったらどんな感じなのだろう、娘の時代には大きく変わることがあるのだろうかと考えてみたけど、娘にきちんと教えてあげられる自信が全然ない。だって正しいとされることを知らないから。 昔、夢精を知らずに夢精して「自分は病気だ」と思った男の子が、それは病気ではないことを知ってホッとするという漫画を読んだことがあるのだけど、女性にはその「ホッとする」が無いことが男性より多いんじゃないかって気がする。女は女を知らずなんとなく女をこなしているんじゃないだろうか。 女性が女性の性に関しておおっぴらに語ることが恥とされていることで、親しい女性同士ですらそれを正直に語ることができないっていうのは、なんだかとても不便。話していいんですよ、って言われても話せないだろうなあと思うし、これはもうたっぷりと時間をかけないと達成されないことなのかもしれない。 すごくいい加減で人任せな発想だなあと思うけど、これまでぼんやりと「これって私だけ?」と思っていたことが調査によって 明らかにされたらちょっと安心できそうだなあとか思ってしまう。 女性器のことばっかり書いてしまったけど、子供が生まれた瞬間の「かわいい!」の表現とかわかるなあ~と思った。自分で「かわいい!」という思いが見た瞬間爆発したのが驚きで、嬉しかった。あんなにかわいいと思うなんて。 出産のとき頭が出てくる感覚とか、それを手で触ったときの感触とか、私は帝王切開だったから味わって無くて、自然分娩に憧れていたからそれはすごく羨ましかった、何度となく思ったことだけど、妊娠期の過ごし方含め、もっと頑張れたんじゃないかとまた思い返してしまった。(2日半促進剤で陣痛起こすも、全く子宮口開かなくて痛みにギブアップした、でも術後は痛みに強いですねと褒められたし、痛みに特別弱いわけじゃなかったのかな…?) あと、聞かれもしなかったけど、胎盤ちょっと見てみたかったかも。 産後の「マリオネット」もすごく共感した!「赤ちゃんが離れられないんじゃなくてこっちが離れられない」まさに! 反省させられたのは「先手謝罪」。これってモロに私だ~と思った。例えば児童館に行くと、娘や息子が他の子が遊んでいるおもちゃで遊びたがる。まずそこで謝るし、赤ちゃんの頃を思い浮かべても、激しく泣いてて他の子もつられて泣きだしたと思ってたら謝ってたと思うし、ほんと終始ペコペコしてたように思う。謝りながら「なんでこんなに謝らなきゃいけないんだろう」って思ってたのにやめられなかった。謝らなくてもいいのに…と相手が思ってる気がする、でももしかしたら謝るのが当然と思ってる気もする、田房さんが言ってるみたいに「泣くことが悪」の雰囲気をそんなことそもそも思って無い自分がわざわざ作り出してる気がする…みたいに頭がごちゃごちゃする。だから児童館が未だに苦手だ。 そこには(子育てちゃんとしてないと思われたくない)という思いがあるように思う。 田房さんは感受性が強い上に人と感じ方が違うことの多い人だと思うのだけど、それなのに怖がって閉じこもらないで「他の人はどんななのかな!」と飛び出していくのがすごい、私もそうありたい。 長女が赤ちゃんの頃すごくよく泣いて、私にしか抱かれない子だった。 泣いてばかりで他の人に抱かれようとしない子≒悪い子≒お母さんが育て下手、みたいな圧力を感じることがあった。 私は作者と逆で、私はそれを子供の個性だと思いたかった。 田房さんは「あやし方が乱暴で赤ちゃんが嫌がって泣いてるかもしれないのに、赤ちゃんのせいにするんだ」と一歩退いているので、やっぱり私は私のせいだと自分を責めなくてはならないのかな…と少し落ち込んだ。でも私も不用意に自分の子供を悪く言ってしまったかもしれない。 「出産や子育てって大変でしょ」と決めつけることは失礼、という感覚もいまひとつピンとこなかった。ねぎらいだと思っていたので。ただ世間が求める「お母さんの枠」っていうものがある、という感覚はよくわかる。 「夫には6で満足しろとか言って世の中は母親に1000くらい求めてる」もわかる、大坂2児餓死事件での母親と父親への世間の反応にしてもそうだ。もちろんあってはならない事件だけど。 「お産は痛い」というのを言うべきか言わぬべきかについては私もまだ自分の中で正解が無いのだけど、痛みが不安で怖がっている人にわざわざ「痛いよでも赤ちゃんかわいいから大丈夫」とは言いたくないし、かと言って「痛くないよ」って言ったらウソになるし(私は帝王切開だけど陣痛はあってめちゃくちゃ痛かった、途中までであんなに痛かったんだから、という思いがある)その人が求めてる言葉をかけてあげられるのが一番だと思うけど、なかなか難しいなと思う。 確かに「痛みは逃せる」と言われても安心はできないかもしれない。痛いと言われてそう思いこんでて、いざ産んで痛くなかったら「ラッキー」と思うかもしれないし、痛くないと言われてそれを信じて自己暗示で痛みを逃せる人もいるのかもしれないし、そこは人それぞれな気がする。「私は痛かったけど、痛くない人もいるらしい」というのがベストかな…まあそんなに聞かれないけどな… この1冊でこんなに感想が湧いてくるとは… それほど揺さぶられることばかり書かれていました。私がブレブレだからかもしれないけど。 こんな私だってママ、人間です。
by hoshimoko
| 2014-08-28 06:56
| 漫画
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